自己破産経験者にとって、信用情報がクリアになってから作る最初の1枚のクレジットカード選びは非常に重要なポイントになります。なぜなら、信用情報には、クレジットカードを申し込んだその時点から記録が残ります。つまり、クレジットカードを申し込んで審査に落ちたとしたら、そのことは次に申し込んだカード会社にもわかってしまうのです。直前に申し込んだクレジットカードの審査に落ちていると、次のカード会社も何らかの問題があることを想定して慎重に評価を行うため、少なからず不利になってしまいます。したがって、なるべく最初に申し込んだ1枚を確実に手に入れるのが望ましいのです。だからこそ、より審査に通る可能性が高いカードを選ぶことが重要になります。
審査に通る可能性の高いクレジットカードとは?
審査に通る可能性の高いクレジットカードは個々の自己破産の状況によって変わってくるのが実情です。自己破産前に持っていたクレジットカードや支払いを止めたクレジットカードは自己破産明けの最初の1枚としては避けた方が良いでしょう。各カード会社には一定期間を過ぎてもデータとして残っている可能性も高いので審査に通りにくくなってまいます。
その上で審査に甘いクレジットカードを紹介します。
ライフカード
消費者金融系、あるいは流通系のクレジットカードと言われています。消費者金融系とはライフカードです。ライフカードの親会社は消費者金融大手のアイフルになります。年会費も無料なので持っていて損はないクレジットカードになりますね。
イオンカードや楽天カード
流通系のクレジットカードとはイオンカードや楽天カードです。楽天カードは既に持っている人が多いのでもし、自己破産前に作っていなかったら最初に申し込む1枚の候補になります。ポイント還元の機会も多いので使い方によっては自己破産後の生活の1枚に便利なクレジットカードになります。
アメックスカード
アメックスは外資系のクレジットカード会社で、国内のカード会社とは審査基準が異なる為、自己破産経験者の方におすすめの1枚です。アメックスはどちらかというと今現在の収入や属性を重視する傾向があります。また、アメリカの企業ならではの、再出発を応援しようという気風も感じられる会社です。
そうした理由から、アメックスでは、審査にクレジットヒストリーがそこまで影響せず、条件次第では自己破産経験者でも審査に通る可能性があるのです。中には、信用情報にまだ自己破産に関するデータが残っていても、審査に通ってカードを持つことができたというケースもあるほどです。営業担当がついて積極的に審査に協力してくれるという声も良く聞く話しです。
スムーズにクレジットカードを作るためには?
通常は自己破産から5年~10年を待ってからクレジットカードを審査をするのが一般的な話です。期間が経過して信用情報がクリアになれば、書類上はクレジットカード審査の障害はなくなります。少しでも早くクレジットカードを作るためには少し下調べ、準備することも必要になります。
クレジットカードを申し込むうえで何よりも重要なのは、信用情報上の自己破産の記録が本当にクリアになっているかどうかということです。信用情報がクリアになっているか調べてみましょう。
CIC(主にクレジットカード取引)
JICC(主に消費者金融での取引)
全国銀行個人信用情報センター
各機関それぞれ、来店、郵送、インターネットで情報の取り寄せが出来るので確認してからクレジットカードの審査をしましょう。
クレジットヒストリーがまっ白はよくない!?
自己破産後、クレジットカードをはじめとする信用情報にデータが残るサービスを一切利用できずに過ごしていれば、信用情報には何の情報もなくなってしまいます。これをクレジットヒストリーが白紙の状態といいます。クレジットヒストリーが白紙の状態だとマイナスもなく、きれいで良いでは?と思うこともありますが、逆に何も履歴がないことが過去に何かあったんじゃないかと判断される可能性が高いです。なのでクレジットヒストリーの実績に作っていくことが大切です。すぐに実践できる取り組みとして携帯端末の割賦払い、分割払いです。その支払い方法はクレジットヒストリーに残るので最初の取り組みとしてはオススメします。
まとめ
通常は自己破産後5~10年はクレジットカードを作ることは出来ませんが審査の甘いカード会社に申し込みしてみることで作れたという報告がいくつもあります。どうしても5年も待てない方は当記事を参考にしてもらって申請してみてください。