基本的に、赤と緑、白のクリスマスカラーである
美しいポインセチアには、「祝福」や「聖夜」、
「幸運」などの花言葉があることをご存知ですか?
まさにクリスマスにぴったりの花であり、
クリスマスギフトとして受け取ったことがある人も
珍しくはないですよね。
ですが、ポインセチアはなかなかデリケートで、
育て方が難しいもの。
しかも、クリスマスの花だからと
ポインセチアが冬の植物と思っている人も
結構いるのですよね。
実際には、メキシコ原産の熱帯植物であり、
冬が特に苦手な花なのです。
つまり、室内外両方で、 季節ごとに適した育て方が必要になるわけです。
ポインセチアの育て方で夏場はどうしたら良いか?
ではまず、ポインセチアの育て方、
夏の場合をご紹介しましょう。
熱帯植物ですから、日本の夏は育てやすいといえます。
ですが、日当たりの良い場所、室外に
放置すればいいというわけではありません。
あまり直射日光を当て過ぎると、
葉焼けの原因にもなってしまいます。
葉を大きく育てるためにも、日光は必要ですが、
風通しが良く直射日光が当たらない場所が最適。
そしてポインセチアは、気温が28℃を超えると、
わき芽を出さなくなってしまいます。
陽の光が最も強い11~15時では、
日陰に移動させることも大切なのです。
またポインセチアは適度な乾燥状態を好む植物なので、
土が乾燥しているかどうかを確認してから
水やりをするようにしましょう。
過度に水を与えてしまうと、根腐れを起こす可能性も。
特に日本は梅雨など湿度が高い時期もあり、 注意しなくてはいけませんね。
ポインセチアの育て方で冬場はどうしたら良いか?
クリスマスに飾りたいポインセチアですが、
既述通り、ベースは熱帯植物ですから
越冬を最も気にしておきたいものです。
うまく越冬ができれば、
翌年にも元気いっぱいの花を咲かせてくれるはず。
そこで気をつけたいことはやはり、
過度の水やりでしょう。
冬の時期には、土が湿った状態なのに
葉が弱々しくなってしまうこともあるのです。
それは、寒さからきているもの。
慌ててさらに水やりをしてしまうと、
根腐れする可能性大ですから要注意です。
土の状態を見ながら、
数日に1度の水やりでも大丈夫。
葉が弱っている状態と感じたら、
日当たりが良い場所へと
移動させてあげて下さいね。
そして、越冬には温度も気をつけましょう。
とにかく寒さが苦手ですから、
気温は最低でも
夜間で15℃以上を保つ必要があります。
もちろん、ポインセチアを越冬させるには、 室内で育てることがおすすめです。
ポインセチアの育て方で葉が落ちるときの対処法
ポインセチアを育てている間に、
葉が落ちる状態に気づくこともあるかもしれません。
ということで、葉が落ちる原因とその対策を
以下にご紹介します。
環境の急激な変化、日光不足
特に冬の間、室内の気温は
10~15℃以上を維持するようにしましょう。
寒さで葉が落ちることが多々なのです。
また日光不足も要注意。
冬の時期には、日当たりのよい窓辺で、
夜は部屋の中央で育ててあげて下さいね。
時期的には5月頃、新芽を確認したら
外の環境へと徐々に慣らしてあげましょう。
過度の乾燥と水やり
ポインセチアの育て方で、
鉢土の状態は常に重要視したいもの。
あまりに乾燥してしまうのもいけませんから、
完全に乾かないように水やりをしましょう。
また、水やりのし過ぎで
ポインセチアを枯らせてしまう人も多くいます。
冬は特に、根腐れ・葉落ちの原因になります。
葉がチリチリとした状態であれば、水不足です。
土が乾燥状態であるタイミングを見計らい、
水やりを行いましょう。
まとめ
クリスマスに不可欠なポインセチアは、
温かい環境を保ちながら育てることが大切です。
育てているうちに、葉が落ちることがあっても、
茎の状態がしっかりとしていれば、
越冬させて春に新芽が確認できるはず。
環境の変化や土の状態などを常にチェックしつつ、 最適な状態で育ててあげましょう。