『魔の二歳児』や『イヤイヤ期』とも言われるこの時期は気分にムラが出やすく、食事の時もちゃんと食べてもらえなくて
悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。
美味しければモリモリ食べてくれるだろうと、子供が好みやすい甘めの味付けや自身が美味しいと
思う味付けにしてしまいがちですが注意が必要です。
2歳児の食事では、大人と同じ味付けでは塩分量が多すぎてしまったり糖分を多く摂り過ぎてしまったりするので少し
薄味にして素材本来の味を引き出せる調理の仕方を意識するようにしましょう。
また、味付けに限らず2歳児の食事では食べる量や好き嫌い、落ち着いて食べてくれないなどの悩みも多いですよね。 今回は、そんな2歳児の食事での悩みに対する解決策をご紹介します!
2歳の食事の食べる量ってどれくらい?好き嫌いをして食べるときのムラがあって栄養を取れているか心配!
2歳児の1日の食事量はどれくらいが最適かご存じですか?
もちろん個人差があるので、小食な子やたくさん食べる子もいますが目安としては
およそ大人の2/1~3/2くらいと言われています。
摂取カロリーとしては900~950カロリーくらいです。
しかし、用意した食事の量が適切であっても、好き嫌いをして食べてくれなければ意味がありませんよね。
イヤイヤ期の2歳児は叱って無理にせようと思っても逆効果になってしまう可能性があります。
そんな時には食事を“楽しいもの”や“可愛い・カッコイイもの”に変換してみると
案外すんなりと食べてくれるかもしれませんよ!
食事を楽しくするには調理の時に2歳児でもできるような簡単なお手伝いをさせてみましょう。
ほんの少しでもお手伝いすることによって“自分で作った感”が持てるので自慢げに食べてくれるかもしれません。
また、食事の際に『これはどんな味?』や『どんな形?』など質問しながら食べるのも効果的です。
そして、食事は見た目も重要です!
大人でも外食の際にはメニューから“美味しそうに見えるもの”を選んで注文しますよね?
同じように2歳児も地味なメニューよりも“可愛い・カッコイイもの”の方が食べたくなります。
このように、ちょっとした工夫だけで子供の好き嫌いが克服できる可能性があるんです。
手間を惜しんで子供の偏食を悩むよりも、子供が楽しんで食事をする方が親としても嬉しいですよね!
ただのおにぎりでもキャラクターや動物などの型を使うだけでも子供の“食べたい度”が 変わるので試してみてはいいかがでしょうか。
2歳の食事中に歩いたり動いたり大変!座らないときは椅子が良いのか地べたが良いのか落ち着く食べさせ方とは?
食事の際にじっと座っていられない、食事に集中できずに落ち着いて食べてくれないという悩みもありますね。
ですが、その原因が何なのかはご存じでしょうか?
原因は極めて単純で、2歳児の集中力が短いことにあります。
食事が終わるまで席に座っていることは、大人にとってはごく当たり前の事ですが2歳児にとっては
相当な集中力が必要な事になっているかもしれません。
子供が食事中に他のことに興味がそれてしまうのは仕方のない事なので、興味を食事に向ける工夫をしましょう。
具体的な例としては、食事中はテレビを消す・おもちゃを見えない場所にしまっておくなどです。
食事をしながら今日これからの予定や1日の出来事などの会話をするのも効果的です。
また、ローテーブルでの食事の場合には地べたに座って食べるというご家庭もあると思いますが
歩き回ったり動いてしまったりする場合には椅子に座って食事をとる方がおすすめです!
日本文化という観点で言えば、正座をする場面もあるので将来的なことを考えると地べたで座る
習慣も身に着けておきたいところですが食事中に動き回ってしまう場合にはベルト付きの椅子を
使用する方が安全な場合もあります。
テーブル付きの椅子であれば、食卓に手が届かない分大人が飲む熱いコーヒーなどをひっくり 返してしまう危険もないので安心です。
まとめ
イヤイヤ期真っ盛りの2歳児は食事の際でも悩みが付きませんよね。
ちょっとした工夫で解消されることも多くありますが、時には反抗期なんだと思って諦めることも大切です。
しつけと思って叱りつけたりすると、かえって逆効果になってしまい、余計に悩みの種が増えかねません。
食事の栄養バランスなどももちろん大切ですが、親子そろって楽しく食事をすることが何よりも大事です! 今回ご紹介した食事の際の工夫などを是非参考にして子供との食事タイムを楽しんでくださいね!